日本医療大学病院は、2023年4月1日より「地域包括ケア病院」として新たなスタートを切りました。

当院は、「つしま医療福祉グループ」の一員である「社会福祉法人ノテ福祉会」が運営に当たり、医療と介護の一体的な提供を目指した取り組みを進めています。この度の地域包括ケア病棟設置を機に、地域包括ケアを支える拠点病院として、地域の皆さまへの医療サービスのさらなる充実を図り、より安心して受診いただける環境づくりに力を入れてまいります。「かかりつけ病院」として気軽に受診していただける外来診療から、必要に応じた入院診療、在宅復帰のためのリハビリテーション、さらには介護者の休息のためのレスパイト入院などまで。それぞれの機能の強化に努め、地域の皆さまのニーズに対応してまいります。

地域包括ケア病棟では、地域のほかの病院やクリニック、介護施設などとの連携も重視しています。例えば、在宅のご高齢の方が体調不良になった場合、その方のかかりつけ医と協力して当院が入院治療を行い、退院後はそれまで通りにかかりつけ医を受診していただくことを想定しています。地域で暮らす皆さまはもちろん、医療・介護に関わる皆さまとの信頼関係も強めていけるように、お一人ひとりと真摯に向き合っていく考えです。
また、地域に根差した「かかりつけ病院」としての役割の中で、同グループである日本医療大学の教育・研究機能などと連携した取り組みを提供できることも当院の特徴といえます。

私たち職員一同は、それぞれの専門的な知識・技術や経験を背景に、「患者さまのために何が最適なのか」を常に考え、ご家族へのサポートも意識しながら、地域での生活を支えるための役割に全力で取り組んでまいります。