当院は『あなたらしく健康で幸せにいきること』のお手伝いをしますとの理念を掲げ、地域に根差したかかりつけ病院としての役割を担っています。私たち、リハビリテーション室は、その理念のもとに、疾病や障害を有する人々がその人らしく生活していくために、リハビリテーション専門職として充実したサービスの提供に取り組んでいます。
当院のリハビリテーション専門職は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の3職種が常に情報共有を図り、かつ協働しながら、退院後の生活を想定した最適なリハビリテーションによるサポートに努めています。リハビリテーション室は、広々としたスペースを有しており、基本的リハビリテーションプログラムの提供が可能な環境であるほか、日常生活場面を模したADL室も設置していることで、ひとりひとりの退院後の生活に即した場面に対応可能な環境を整えています。また、病棟生活においてもその人らしい生活のために、身の回りの動作のサポートも行っています。整容動作やご自身の衣類が準備できる方の更衣動作を支援し、在宅復帰につなげる専門職として、生活場面においてもリハビリテーションの視点をもって活動しています。さらに、隣接する同グループの日本医療大学保険医療学部には、リハビリテーション学科があり、実習等を通じて協力体制を構築しており、大学との連携を図りながら、より一層のリハビリテーションサービスの向上に努めております。
当院は地域包括ケアシステムの一端を担う病院であり、当院でのリハビリテーションは自宅や住宅施設等への在宅復帰のために、「その人らしさ」を常に意識しながら、患者さまやご家族さまの多様な価値観やひとりひとりの考え方を尊重し、退院後の生活に合わせた適切なサービスの提供していきます。